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事例紹介SOLUTION

装置用刃物の研磨とヨーロッパメーカーへの置換え
#経費削減 #ボールカッター #撹拌機 #高額消耗品 #刃こぼれ #刃研磨 #ドイツ式研磨 #ASTOR #エルフォルグ

【刃物の研磨とメーカー置換え】

工機に使用している刃物は高価であることが多く、かつ製品の出来を左右するものですので、メンテナンスも頻繁に行う必要があります。
刃物の研磨をする際に誤った研磨をすると切れ味が悪くなったり、耐久性が落ちるケースがあります。

エルフォルグ社の「ドイツ式研磨」は水冷式専用研磨機を使用し研磨熱を最小限に抑えながら研磨します。
切れ味と強さを再生させる刃付けと、それぞれの機械に適した形状を維持しながらの研磨を行なうことにより、切れ味だけでなく耐久性も保持されます。

また、ヨーロッパ製刃物の品質が高いことは知られていますが、その価格が国産刃物よりも安価になるケースがあるということはあまり知られていません。

国産加工機の刃物をヨーロッパ製に置換えが出来るのかどうか、出来る場合にコストダウンになるのかどうかについてご相談いただくことが可能です。


↓ドイツ式研磨のbefore/after  ※エルフォルグ社提供





ご相談内容・課題
食品加工工場様からのご相談。

材料をペースト状にすりつぶすために国内メーカーのボールカッターを使用しているが、刃こぼれや腐食が発生する。
材料が硬いことや、調味料の影響があると考えられる。

異物混入が心配なので傷んだ刃物を研磨業者に出したが、研磨が終わって使用したら、腐食のためか今度はすぐに折れてしまった。
刃が壊れてしまった場合は高価な新刃を買わなければならない。

コスト削減のために何か良い方法はないだろうか、とのこと。
ご提案内容
刃の曲線を新品と同じ形状で保持するように研磨する「ドイツ式研磨」をご紹介。
国内で唯一この加工ができるエルフォルグ社は当社の協力会社です。

今回ご相談があった刃については、これまでの研磨によって刃の曲線形状が一部変形してしまっており、刃物への負荷が増して耐久性が低下した可能性がありました。
そこで、預かった刃の傷みが激しく研磨不可だった場合でも、高品質なドイツメーカーASTOR社製品に置換えが出来る旨を説明。

同サイズ品をメーカー変更した場合の価格を提示したところ、大幅なコストダウンになることが分かり採用いただきました。

その後、研磨及び新刃をリピートでご依頼いただいておりますが、特に新刃は価格が安くなっただけでなく、腐食が大幅に減り寿命が延びたことが評価され、別工場のサイレントカッターついても置換えていただくことができました。
その他
【ドイツ式研磨ご依頼の流れ】

  1. 現品お預かり
  2. 検査(ヒビ、腐食の有無)
  3. 研磨可能であれば、研磨加工。※検査で研磨に耐えられないほど傷んでいると判断された場合は新刃をご紹介
  4. 研磨後検査(打音検査、腐食有無)
  5. 出荷
 *納期の目安:刃物に腐食等の異常がなく、すぐに研磨可能な場合、現品お預かり~出荷まで 2週間ほど
 (※研磨可否や手法の相談について打合せが必要な場合は更にお時間をいただく場合があります。)
  

装置の消耗部品についてお悩みがある方は、お気軽にご相談下さい。