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2021/09/08

CREATIVITY

【Cretas営業よりおすすめ情報vol.3】三立機器 乾湿両用バキュームクリーナー『トランスファー』

こんにちは。営業1課 WebチームのNです。

Cretas営業よりおすすめ情報 第3弾は、

三立機器 乾湿両用同時吸引型ハイブリッドバキュームクリーナー『トランスファー』です。


【おすすめポイント】
◇ 乾湿両用のクリーナーであるにも関わらず、作業者がモードの切り替えをする必要がない
◇ 微粉塵を逃さない高機能フィルターが、長寿命かつお手入れ簡単



目次





◆切り替え要らずの乾湿両用クリーナー



この掃除機の最大の特長は、乾いているゴミでも濡れているゴミでも、使い分けを考える必要が無く、作業する人に大きなストレスをかけないで掃除をすることができるという点です。


一般の掃除機として普及しているものは、フィルターが水に弱いために、濡れたものを吸い込まないように注意書きがあるタイプです。
これは乾式専用の掃除機となりますが、事務スペース等の掃除であれば、これで十分と言えます。


しかし、倉庫や製造現場などでは、水で頻繁に洗浄しいて床が長時間濡れている場合や、切削油や油煙の影響でベタベタに濡れたゴミが発生しやすいという場合も多いと思います。


そんなときには、乾湿両用のクリーナーであれば、活躍することができます。
ただ、複数のメーカーから乾湿両用クリーナーのラインアップはありますが、ゴミや床が濡れているかどうかを作業者が判断して、スイッチやパーツを切り替える必要があるタイプが殆どになります。


三立機器の『トランスファー』はその特殊な構造から、切り替え作業をしなくても、乾式から即湿式、湿式から即乾式など、乾湿自由自在の吸引が可能となります。






◆CSS機構(サイクロンセパレータ)



なぜ、吸引物の状態(乾いている、湿っている、液体、汚泥)による乾式と湿式の切り替えが不要なのか、その理由は特殊サイクロンシステム『CSS機構(サイクロンセパレータ)』にあります。



全ての吸引物は、一度CSS機構を通り、液体や濡れたゴミ、大きめのゴミ等はフィルターの手前で一次分離され、タンクに落ちていきます。


その後、乾いた細かい粉塵のみが、フィルターで捕集される仕組みになるので、フィルターが濡れることはありません。
この構造が、乾式と湿式の切り替え作業を必要としない、乾湿自由自在の吸引を可能にしています。






◆高機能プラスチックフィルター



三立機器の掃除機の代名詞ともいえるのが『プラスチックフィルター』です。
掃除機の本体を開けると、黒くて凹凸のついた棒状のものがたくさんはまっているのがわかります。



これが多孔質な構造を持つ、単層焼結プラスチックフィルターです。
2.0μmまでの微粉塵を99.9%捕集する能力があります。


掃除機のフィルターとして一般的な、布製や紙製と比べると、その耐久性は3~4倍もあります。


カタログには3~4倍の耐久性とありますが、サイクロンセパレーター(CSS機構)の説明にもあるように『トランスファー』ではゴミを吸引したとき、最初にCSS機構によって大きなゴミを分離しているため、プラスチックフィルターにたどり着くのは小さな粉塵のみです。


つまり、このフィルターは耐久性がもともと高い上、さらにCSS機構が搭載されていることで、運転時の負荷が常に低く抑えられ、これまでにない長寿命が実現できているのです。






◆実際の使用感



この掃除機について、自信をもっておすすめできる根拠ですが、当社の製造現場である新潟工場で使用しており、とても重宝しているからです。


新潟工場では、主にプラスチックやゴムの切削加工をしていますが、プラスチック(ベークライトやポリカーボネートなど)の切粉(切削くず)清掃にトランスファーの「JX-6005」を使用しています。




2016年1月に購入してから5年以上経過していますが、まだ一度も不具合は出ていません。
お手入れも、通常は透明タンクの中のゴミを捨てるだけ。
時々フィルターの間に詰まった粉塵を、軟らかいハケやエアブローで払っている程度です。


今回の記事を書くにあたり、フィルター掃除の様子を新潟工場で写真を撮って送ってもらいました。
↓↓




今回は、プラスチックフィルターが水洗い可能であるところを見せようと担当者が張り切って水洗いもしてくれましたが、日常のクリーニングは、②と③だけでも十分です。
(今回は夏休み前の大掃除ということで、フィルターも綺麗にしたようです)


この写真をメーカーの担当者に見てもらったところ、「フィルターを本体にセットしたまま、フィルターの内側からエアブロー(※)をすれば、フィルターの目詰まりが取れ、なおかつ粉塵がそのまま下のタンクに落ちるので周りが汚れない」とアドバイスをもらうことができました。
早速、次回のフィルター掃除のときはこの方法でクリーニングを行ないたいと思います。


※あまり強い圧力・流量の場合はNG。通常の工場等で、切粉等を払うのに使用する程度であれば問題ありません。



新潟工場でこの掃除機を採用したのは、細かい粉塵を逃さずに捕集してくれる点と、フィルターが長持ちで、ほとんどメンテナンスが不要な点が、大きなメリットと感じたからでした。


もっと昔(おそらく10年以上前)にも別の機種を採用しており、そちらは当社の長崎工場で現在も使用しています。
そのくらい掃除機本体も長持ちしてくれているので、次回以降も掃除機を更新する場合は、このシリーズを継続して選択したいと思っています。






◆まとめ



三立機器は国内のメーカーですので、それぞれの現場に合わせた細かなカスタマイズもできますし、機種によってはデモ機の貸し出しも可能です。


トランスファーに標準装備されているプラスチックフィルターは、2.0μmまでの微粉塵を99.9%捕集できますが、更にHEPAフィルターを搭載した『+(プラス)HEPAシリーズ』であれば、0.3μmまでの微粉子を99.97%以上取り除くことができ、排気は清潔で綺麗なクリーンルームレベルを実現することもできます。


今回は乾湿両用のモデルを紹介しましたが、乾式に特化したシンプルなモデルもあります。
掃除機の買い替え検討、または清掃作業や掃除機メンテナンス作業の軽減をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。




トランスファーのカタログについては、IPROSものづくりサイトからダウンロードいただくことができます。
また、トランスファーの提案を実際に行った事例についても下記ページでご紹介していますので、ぜひご確認下さい。

【IPROS カタログDLページ】

【導入事例紹介】

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