工業用ゴム・プラスチック製品の専門商社|株式会社クレタス

事例紹介SOLUTION

支給ベベルギアのワイヤーカット割加工
#追加工 #交換作業軽減 #真っ二つ #歯車脱着作業

【歯車のワイヤーカット】

入り組んだ装置の中の一部だけ歯車を交換したい場合でも、交換する目的の歯車の手前にある部品も軸から取り外す必要があるため、手間のかかる作業です。

ワイヤーカット割加工は、細いワイヤーで歯車を半分にカットし、軸を左右から挟んでビスで固定するという加工品です。
周りの歯車を全部外すことなく、目的の歯車だけを外すことができるので、メンテナンスに掛かる時間を大幅に減らす効果があります。

規格スプロケット新品の注文が可能である旨は以前に別記事でもご紹介済ですが、お客様からの支給品を追加工することも可能です。
※但し、支給品の場合は公差等の保証ができかねます。ご了承いただいた上でノークレームが条件となります。
ご相談内容・課題
食品工場様からのご相談

装置のメンテナンス作業の効率化に取り組んでいる。
手間がかかる作業を確認していたところ、ベベルギア(傘歯車)の交換作業に時間がかかっていることが分かった。

従来から取引のあった業者に相談したところ、歯車を半分にカットする加工を提案され試しに1個加工をしたのだが、加工精度が悪く歯車が上手くかみ合わなくなってしまった。

以前、半分にカットして取り付けしやすくしたスプロケットをクレタスからPRされたことがあるが、ベベルギアも同じようにできないか、とのこと。
ご提案内容
お客様が仰っていたのは『ワイヤーカットスプロケット』のことです。
こちらは、規格のスプロケットを細いワイヤーで半分に切ってセットビスで留めて使うもので、歯車の交換作業の時間短縮になると製造現場のお客様からご好評いただいている品物です。

歯車はただカットすればいいというものではなく、カット後、再び合わせたときに元の真円に近い形状に戻らなければ今度は歯車としての機能がなくなってしまいます。
当社協力工場は細いワイヤーでのカット実績が豊富でその加工を得意としています。
ベベルギアについては実績なしとのことでしたが、写真で確認して、公差の保証はできないが加工自体は可能という回答をもらうことができました。

お客様にはノークレームの条件でご了承いただき、ベベルギアの現品を1つ支給いただいて試作をすることになりました。
その結果、お客様の要求通りの加工となり、交換が大変楽になったと評価いただきました。



その他
支給品の加工の場合、お受けできないケースもありますので、問い合わせフォームから事前にお問い合わせください。